平素より本学の教育にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

5月14日の国の緊急事態宣言解除及び福岡県からの休業要請解除を受け、6月2日より対面授業を開始しておりましたが、7月下旬より福岡県内の新型コロナウイルスの感染が拡大しております。

つきましては、感染拡大防止の観点から、残りの前期（2期）授業は、遠隔授業に移行するとともに、単位認定試験については、対面での試験を行わないことを決定いたしました。感染拡大防止のため、学生は7月27日から7月30日までを自宅待機期間（食物栄養学科2年生の給食管理学外実習は予定どおり実施しております）とし、7月31日（一部8月3日）に対面でのオリエンテーションを実施する予定でしたが、福岡県内の感染拡大が落ち着く気配がございませんでしたので、対面でのオリエンテーションは急遽中止し、学生への必要な連絡はGoogle Classroom等にて実施いたします。

8月の授業については、遠隔（Google Classroomや補充課題等）での実施となり対面での授業を行いませんので登校する必要はございませんが、各自、在宅での学習が必要となります。前期課題提出の締切日は科目によって異なりますが、最も締切日が遅い科目で8月31日頃を予定しております。また、遠隔授業では成立しない実習・実験科目の一部科目で授業回数が不足するものについては、後期に実施いたします。

後期については、9月下旬に開始を予定しております。後期の学年歴については、今後のコロナウイルス感染状況を注視しながら決定し、改めて学生に周知いたします。

7月に入り、若年層の感染が顕著となっており、その感染の多くは長時間の大勢での会食に起因するということが報道されております。市中感染や無症状者からの感染がある以上、感染を完全に防ぐことはできませんが、今後も感染防止について学生には注意喚起を行って参ります。保育学科2年生については、8月中旬より保育所・施設実習、9月に幼稚園実習が控えておりますので、Google Classroom等にて重ねて注意喚起する予定です。

国が掲げるウィズコロナの実践について、教育機関では難しい舵取りを迫られます。対面授業・遠隔授業の実践についても考え方が人それぞれで、全ての保護者様がご納得できるものではないことは十分承知しておりますが、できる限りのご理解を賜れるように今後も努めて参ります。

末筆になりましたが、保護者の皆様ならびに学生の皆様の益々のご健勝を祈念いたしております。

令和2年7月30日
香蘭女子短期大学
学長　坂根康秀