香蘭女子短期大学

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ファッション総合学科

自分の可能性を広げてくれたのは、香蘭での学び【Vol.1】

両親の影響で、小さいころからかわいいものが大好きでした

 両親ともおしゃれが大好きで、その影響もあってか小さいころからかわいいものが好きでした。私の地元の山口県には買い物に行く場所がなくて、小学生のときからファッション雑誌を見ては、広島や福岡まで洋服を買いに行っていましたね。中学になると、友達をコーディネートしてあげたり、おそろいコーデでプリクラを撮りにいったり、それがすごく楽しくて。高校は、服飾科のある学校を選びました。そのころから自分で洋服を作ったり、地元のイベントでファッションショーに出たりもして、将来はファッション関係の仕事がしたいと意識し始めました。

とにかく楽しそう! オープンキャンパスの雰囲気が決め手

 高校卒業後の進路は、悩みました。ファッションは好きだけど、アパレル業界は不安定なイメージがあるし、親から専門学校より大学を出ておいたほうが将来お給料に差が出ると言われていて。そこで見つけたのが、短大でファッション総合学科のある香蘭でした。オープンキャンパスに行ってキラキラしている学生さんたちを見たときにすごく楽しそうで、香蘭に行きたい!と決めました。筆記は苦手だったので、面接だけのA.O入試(現総合型選抜入試)を受験して無事合格。山口から新幹線で45分という距離で、学校の周りは落ち着いた環境。でも天神までも10分ほどという環境は、私もそうですし親も安心できるポイントでした。
 入学後は、当時できたばかりの学生寮に入りました。山口の田舎から福岡に出て初めての寮生活だったので、最初は友達ができるか不安でした。でも、私と同じように地方から出てきた子が多かったのですぐに仲良くなって。いろいろな情報交換をしたり、夜は一緒に課題をやったり、楽しかったですね。

広い視点からファッションを学べたことが刺激に

 香蘭短大では、縫製の技術だけを学ぶのでなく、体のつくりや歴史、絵画など幅広くファッションも含んだ教養を学べたし、自分で好きなコースを選べたのもよかったですね。当時は3つくらいコースがあって、先生によっても得意分野が違うので選択肢が多かった。私は大量生産されるファストファッションよりも、一つのものをこだわって作るオートクチュールに興味があったので、中でもアバンギャルドなシリーズが得意な坂元先生のコースを選びました。最後の卒業制作の課題は、マグリットという画家のシュルレアリスムがテーマでした。デニム素材を使って、空や雲をイメージして色を抜いて模様を作ったり、ハードとソフトの異素材を組み合わせたり、自分の体型に合わせた衣装を作って、最後はファッションショーで披露。寮で毎晩のように友達と集まって一緒に制作する日々が続いて、完成したときはすごく達成感を感じました。大変さより、楽しかったという思い出のほうが強いです。
 海外研修もあって、フランスとイギリスに行きました。有名なデザイナーが出ているファッションの学校に行ったりして、すごく刺激を受けましたね。今行こうと思ってもなかなか行けないので、いい経験ができたなって思います。

ファッション総合学科卒
池田 えり

PINKHOUSE
EC企画/インフルエンサー
山口県出身。株式会社MELROSE入社後、販売員として6年間勤務、27歳で新ブランドの立ち上げに参加。
店長、ブランドディレクターを経て、現在はECサイトの企画運営に携わる。
個人ではインフルエンサーとしても活躍中。InstagramID(@erinko0315)

自分の可能性を広げてくれたのは、香蘭での学び【Vol.1】