KORAN VOICE
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就職活動をサポートしてくれた恩師の言葉
就職活動では、アパレル業界=不安定というイメージがあったので、ずっと長く働ける会社をと探していました。今勤めている会社は、歴史があってベビーから60代まで幅広い層の商品を扱っているし、何より私が好きなブランドだったので受けました。当時は、就職活動のために髪を黒くしていて3次試験まで通ったのですが、手応えがなくて。あきらめてもとの金髪に戻したら、なんと受かっていたんです(笑)。4次試験の面接に向けて黒髪に戻そうか、当時の学科長である河地先生に相談しました。そしたら、「それがあなたなんだから、そのまま行きなさい」と言われて、結果は合格。アパレル業界を知り尽くしている河地先生ならではの一言があったおかげで、合格できたのかもしれません。香蘭の先生たちは、一人一人に寄り添ってくれてすごく優しかった。それも、香蘭を選んでよかったと思えることです。
販売員からスタート。香蘭の学びで広がった可能性
もともとデザインをやりたいと思って入社したのですが、採用されたのが販売の会社でした。でも、せっかく入れたのだから3年は頑張ろうと決心。接客の経験がなかったのではじめは不安でしたが、お客様も少しずつ増えていって3年経つ頃には悩みが消えていました。6年目で店長になる話が消えてしまい、これ以上成長がないな…と会社を辞めようか迷った時期があったのですが、タイミングよく新ブランドの立ち上げに参加することに。香蘭でファッションの歴史や専門用語などを学んでいたおかげで、販売以外にも企画やデザインも任せてもらえるようになりました。自分でデザインすることでお客様により思いが伝えられるようになったし、お客様からの信頼も得られるようになって、すごくうれしかったですね。
発信力が自分の強み。好きなことにどんどんチャレンジ!
アパレル業界は、これからますます“見せる力”が必要だということを感じています。画面上で、洋服のデザインやディテールをいかに上手に伝えられるか、いろいろな表現で発信していこうと思っています。
今は業務委託契約で働いているので、個人的にインフルエンサーとしてのお仕事もしています。先日は伊勢丹で、自分でデザインした自社ブランドの商品や、他のブランドとコラボした商品を展示してイベントを開きました。香蘭に行ったから今の会社に入れたし、そこで販売、企画、デザインの経験ができたから、個人の活動に広がりが出てきたと思っています。
インスタのDMで将来について相談されることがよくあるのですが、まずは興味のあることを見つけて、やり続けることが大切だと思うんです。私も、将来について悩んだ時期がありました。でも、かわいいものやファッションが好きで、それを続けていた結果が今につながっていると実感しています。
ファッション総合学科卒
池田 えり
PINKHOUSE
EC企画/インフルエンサー
山口県出身。株式会社MELROSE入社後、販売員として6年間勤務、27歳で新ブランドの立ち上げに参加。
店長、ブランドディレクターを経て、現在はECサイトの企画運営に携わる。
個人ではインフルエンサーとしても活躍中。InstagramID(@erinko0315)