香蘭女子短期大学

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保育学科

幼児教育を学ぶ際、知っておきたいこと(短期大学と専門学校との違い)【Vol.1】

香蘭といえば、皆さんはどの分野を想像しますか?
「ファッション!」と答えてくださる方が多いのかな・・と思います。しかし、意外かもしれませんが、香蘭では「幼児教育」の分野にも力を入れており、その歴史は55年以上になります。

幼児教育は、子ども(園児)の日々成長する姿を間近で見ることができる、とてもやりがいや喜びが経験できる分野です。
その幼児教育を学べる学校といえば、おもに、短大と専門学校の二種類を思い浮かべる方が多いと思います。
短期大学については、「忙しい」などの言葉を耳にすることがありますが、はたしてそうでしょうか?
結論を申し上げますと、2つの免許・資格(幼稚園教諭二種、保育士)を2年間で取得するので、他の分野に比べると授業時間が多いのは確かですが、それは短期大学でも、専門学校でも、ほぼ同じです。
本学の学生の多くは、授業以外の時間にアルバイトをしたり、友達との時間を過ごしたり、短大生活を満喫しています。(在学生調査より)

そこで、幼児教育を志す皆さんに、学校選びの参考として、短期大学(特に本学)が「幼児教育に強い理由」を5つのポイントにまとめてお話しします。5つのポイントのうち、今回は「附属園(実習)」と、「国語教育」の2点についてお話します。

強み1:附属の幼稚園・認定こども園、保育園があること

香蘭は、附属の幼稚園・認定こども園に加え、保育園もあります。児童養護施設などを除く、幼児教育における、ほぼ全ての業態を持っており、それを授業と連携できるのは、本学にとって「強み」であり、学生にとっては「経験」という武器になります。

それでは、本学の附属園実習を説明します。
本学の附属園実習は、「観察実習」と「参加実習」の二種類があります。

「観察実習」・・・実際の現場(附属園)に行き、附属幼稚園教諭が園児達に行っている保育内容を見学します。
「参加実習」・・・事前に「指導計画案」を書き、それを担当教員が添削・助言・指導します。指導計画案では、どのような実習を行いたいのか、また、そのねらい通りに実習ができたのかを実習終了後に反省し、今後につなげます。
参加実習では「担任業務」も一部行いますので、実際の現場をより深く経験することができます。
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では、次に「附属園」で実習するメリットを3つ挙げます。

①1年次の早い時期に「担任業務」を行うことで、幼稚園教諭・保育教諭・保育士などの保育者が行っている仕事を「経験」として理解できる。
②附属園なので、教員の目も届きやすく、実習の教育効果の検証がしっかりできる。
③短大と附属園が緊密に連携し、学生に身につけてもらいたい実習内容を短大側から附属園に伝えることができる。

この3つのメリットのおかげで、附属園実習を経験した学生たちは、1年次の早期からモチベーション向上や、さらなる成長につながっています。
さらに、附属園実習を経験した後に臨む、二年次での『本実習』において、本人の意欲と行動が評価されて園から内定をいただく「実習園での内定率」の高さにもつながっています。

強み2:教養教育として「国語力の向上」に力を注いでいます

皆さんがよく利用しているLINEで、「スタンプを使っての会話」が増えたと思いませんか?文字すら入力せずとも、スタンプだけで会話が成立する場合もあるかと思います。このスタンプによる会話に慣れ過ぎて、文字に触れる機会が年々低下しており、文字で相手に伝える力、いわゆる文章力の低下が叫ばれています。(総務省 平成 27 年度版 情報通信白書)
例えば、「分かった」という言葉を相手に伝える際にも、「分かりました」「了解しました」「承知しました」「かしこまりました」など複数の言葉があり、伝える相手や、シーンに応じて使い分ける必要があります。
この国語力は、就職する園でも必要です。では、どんな時に必要なのかご説明します。保育園や幼稚園などでは、園児の様子を保護者に伝える手段として『連絡帳』があります。連絡帳を書く際、「国語力・文章力」がないと保護者に対して、園児の様子を伝えづらくなります。
LINEなどのスタンプで会話をしている世代だからこそ、「文章で伝える力」に磨きをかけ、保護者の方へしっかりと園児の様子を伝えることが大切だといえます。
本学では、国語を専門に教える「専任」の先生を配置して、国語力の向上に力を注いでおり、学生を採用していただいた園長先生から、「香蘭の学生は違うな」と思っていただけるような人材を育成しています。

残り3つのポイントはVol.2を御覧ください。
幼児教育を学ぶ際、知っておきたいこと(短期大学と専門学校との違い)【Vol. 2】

幼児教育を学ぶ際、知っておきたいこと(短期大学と専門学校との違い)【Vol.1】