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「本当に嬉しかった」自分のアイデアがホテルのレシピに採用!
最もやりがいを感じたのは、ビューホテル平成さんと共同で行ったレシピ開発でした。先生がやりたい人を募集した時、もともと商品開発などにも興味があったので「今のうちに色々経験したい!」と思ったんです。それで友達と一緒に参加することにしました。テーマは地域の特産である柿を使った料理。はじめは、アイデアが全然浮かばず大変でしたが、先生から「せっかく朝倉の料理なんだから地域のものを入れた方が良い」というアドバイスをもらったんです。そこから、朝倉で有名なものを調べていきました。その中で、有名な三連水車の写真をみた時に、「丸くて穴が空いている…蓮根が使えるかもしれない!」と思ったんです。結果的にそのアイデアがレシピとして採用していただけました。
レシピ開発は、大変でしたがやりがいを感じるものでした。一番大変だったのは、食材費とのバランス。いくら自分がやりたいと思っても、予算オーバーしたり、値段に見合った料理にならない場合もあります。そうした計算をしながら、社会人の方々と一緒に商品開発することはとても良い経験になりました。なにより自分のアイデアが形になり、友達とホテルに食べてに行った時、みんなが「すごいね!」って言ってくれたことが本当に嬉しかったです。
日々、自分で考える力がついている実感がある。
入学して一番大変なことは、やっぱり課題も多いので、「単位を落としちゃいけない」というプレッシャーとの戦いな気がします。でも、それは自分だけじゃない。周りのみんなと支え合いながら、ひとりで抱え込んでやるのではなく、一緒にやっていけば大丈夫。そう言った意味でも、友人みんなの存在は大きいです。
また、この一年で高校生の時より自分で考えて行動する力がついたと思います。授業で行う、調理実習や給食実習は、自分の頭で考えないといけないシーンが本当に多いんです。時間に追われる中で、次に何をしなければいけないか、同時に何をすすめなければいけないか。そうしたことを繰り返すうちに、すぐに誰かに聞くだけではなく、自然と自分で考えて動くようになってきた気がします。
「商品開発にも興味が湧いた」進路の選択肢は広がっている。
卒業後の進路はまだ明確には決めていません。入学当初は、栄養士として、病院や給食現場で働くイメージをもっていましたが、ホテルとの共同開発の経験などもあり、いろんな選択肢があることを実感しています。やっぱり自分の意見が採用された経験はとても嬉しかったので、食品会社などの就職先もいいなと今は感じています。なのでまだはっきりは決めず、ゆっくり自分と相談しながら考えていきたいと思っています。
香蘭への入学を考えている高校生に伝えたいことは、入学してからでもやりたいことの幅は広がっていくということです。私も高校生の時はやりたいことが全然なくて焦っていました。でも、親や先生に相談しながら、香蘭という学校にも出会うことができました。香蘭は授業だけでなく、レシピ開発のように企業と一緒に何かをする機会などもあり、将来の就職先や、やりたいことの幅が広がるすごく良い環境だと思います。
食物栄養学科1年 黒木さん
福岡県粕屋町出身。中学時代は吹奏楽部、高校ではフェンシング部で部長として全国大会も経験。
小学生の時からHey! Say! JUMPが好き。推しは山田涼介。