KORAN VOICE
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インスタでDMを送った。採用募集がない会社だって入社できる。
香蘭を卒業し、九州産業大学で観光を学んだ後、進路では本当にバタバタしました。香蘭から大学まで観光を学んでいたので旅行業界で働くことも少し考えましたが、すぐに働く必要はないだろうと思ったんです。逆に自分の知らない業界で働いてみたいという想いの方が強くありました。そんな中、台湾にある服飾関係の会社の東京支社に、親のつながりもあり高校生の時から「卒業したら入社しない?」とお誘いをいただいていたんです。これもご縁だと思って入社を決めていました。しかし、入社直前にコロナで東京支社の撤退が決まってしまったんです。東京支社がなくなるので、台湾で働いてほしいとお声がけいただきましたが、日本で働きたい想いが強かったので、迷いはありつつも結果的に入社を辞退させていただきました。
その後、姉からEAT PLAY WORKSの存在を教えてもらったんです。はじめて知った時、直感で「ここだ!」と思いました。EAT PLAY WORKSは「食べて」「遊んで」「仕事して」をテーマにデザインされた会員制の複合型施設です。10代から60代までクリエイティブマインドを持ったメンバーが集まっています。オフィスとして利用したり、勉強する場所として借りたりなど、さまざまな人がライフスタイルに応じて活用していただけます。自分の知らない世界がたくさん広がっているようでワクワクしたのを覚えています。ただ、当時採用の募集はしていませんでした。とはいえ、行きたい気持ちは強かったので、InstagramからDMを送り、なんとか面接にこぎつけ採用いただきました。
たしか「ずっと前にスタッフ募集の投稿があり、興味があり連絡させていただきました。よろしければ詳細を教えていただきたいです!!!」といった内容のDMを送ったと思います。「!」が異常に多くて今考えたらありえない連絡だった気がします(笑)
ホスピタリティの重要性、香蘭で学んだことが「今」に活きている。
2021年9月からEAT PLAY WORKSでコミュニティスタッフとして働いています。メンバーさんが過ごしやすい環境づくり、新規メンバーへの案内、SNSなどを利用したPR、責任者としてオンラインストアの立ち上げも行いました。
初めは人と会話をするのが苦手で…とても苦労しました。分からないことがあるのが恥ずかしいと思っていたんですよね。コミュニティスタッフとして、メンバーさん同士を繋げなければならない立場にも関わらず、話しかけるのも躊躇してしまう状況でした。そんな時、上司から「分からなくて良いんだよ」と言っていただき、心境が一気に変わったのを覚えています。分からなくてもいい、分からなければ人に聞けば良い、時には分かる人を紹介すればいい。そう思えるようになってからとても楽しくなりました。また、香蘭と九州産業大学、両方でホスピタリティを学んでいた事が、いまの仕事にとても繋がっています。サービスとホスピタリティーは似て非なるもの。サービスはお客様が一番、ホスピタリティはもてなす側ももてなされる側も公平な立場から関わっていきます。こうした姿勢はさまざまな人が集うEAT PLAY WORKSのコミュニティスタッフとして働く上でとても役立っています。
周りを気にせず、そして焦らずいれば大丈夫。
焦らなくて大丈夫。後輩にはそう伝えたいです。
私は最初内定していた会社への就職がなくなり、半年間正社員じゃない期間がありました。その時は「なんか嫌だな…。」と思う自分もいましたが、今思えば別に大したことはなかった。こうして素敵な会社と出会えたのも、そうした時間があったからだと思っています。長期的な視点を持てば、何歳になっても新しいことはできるので、年齢も関係ありません。
将来は海外で暮らしてみたいという想いもあるので、これから会社でいろんな経験をしつつ、時間を見つけていろんな国にも行ってみたいと思います。みなさんも周りを気にせず、焦らず自分のやりたいことをやってほしいです。きっと大丈夫です!
ライフプランニング総合学科 卒業生 李さん
台湾出身。香蘭卒業後、九州産業大学商学部 第一部観光産業学科への編入学。その後、EAT PLAY WORKSへ就職。 幼少期から父が旅行会社で働いていた影響で旅行が好き。なかでもハンガリーはいつか住みたい国のひとつ。