KORAN VOICE
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韓国の食文化について学ぶため、韓国『釜山保健大学校』からの留学生と、日本の学生の交流会を行いました。お互いの国の料理「ギンパ、トッポギ、チヂミ」「お好み焼き、焼きそば、もつ鍋」を一緒に作り、試食をしながら会話を楽しみました。
チヂミは、チヂミの粉を水で溶きのばし、エビ、イカ、玉ねぎ、ニラを加えて混ぜます。フライパンに多めの油を入れ、生地をおたまで押さえながら薄く広げてカリッと焼きます。
チヂミは韓国では、マッコリを飲みながら雨の日に食べることが多いそうです。チヂミを焼くときのパチパチという音が、雨の音に似ているのと、買い物に行かなくても家にある材料で作れるからだそうです。韓国ドラマでもチヂミを雨の日に食べていたので食文化として根付いているのだと思いました。
ギンパは、炊きあがったごはんに、ごま油と塩を入れて混ぜ合わせます。海苔の上にご飯を薄く広げ、具材を乗せたらしっかり絞めます。具材は特に決まりはなく、何でもいいそうです。仕上げに海苔の表面にごま油を塗っていたのに驚きました!ごま油を塗ることで、香りも見た目もよくなりました。
トッポギは、まず鍋にコチュジャン、水、砂糖、水飴、油を入れて沸騰させ甘辛だれを作り、そこにおでん(さつま揚げ)、キャベツ、ネギ、玉ねぎ、トッポギを入れて、少し煮込んで完成です。盛り付けの際は、トッポギの横にギンパを並べました。トッポギのたれは、ギンパやチヂミなどいろんな料理をつけながら食べるそうです。トッポギは、お酒と食べることが多く、日本でいうところの柿ピーのようなものだと教えていただきました。
食事の際は、男女関係なく、あぐらが基本姿勢ということ、基本的に辛い料理が多いこと、お茶碗は持たないで食べるなど、食事作法の違いについても実際の体験を通して学ぶことができました。
いろんな国の食文化について知ることで、その国に行ったときに役立つだけでなく、献立の幅が広がり、自身のスキルアップにもつながるため、他の国の食文化についても知りたいと思いました。