KORAN VOICE
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「アクティブ香蘭」は、学生が主体的に活動する場合の金銭的な補助を学校が行う取り組みです。今年度、食物栄養学科では「子ども食堂」と、「親子料理教室」の2つの活動を行いました。今回は、「親子料理教室」についてご紹介します。
テーマを『子どもの食事マナーを育む・食事時間を楽しくしよう』に決めて、2年生の学生8名で取り組みました。
乳幼児期の食生活は、これからの食生活の基盤となるためとても重要です。そのため、食事前の準備、挨拶、お箸の使い方、食べ物へ感謝する気持ちなどを育成するために、ゲームや調理実習を通して、子どもたちが食に興味を持ち、食事時間をより楽しめる方法を考えながら取り組みました。
ゲームでは、ライオンさんにご飯を食べさせてあげながら、お箸を使う練習をしました。
また、学生が手作りした野菜のビンゴゲームを行い、子どもたちに楽しみながら野菜について知ってもらえるように工夫しました。
調理実習の献立は、1回目は、「ひじきご飯、さつまいもコロッケ、のっぺい汁、ほうれん草と人参の白玉団子」
2回目は、「ピザ、白菜のミルクスープ、チキンナゲット、スイートポテト」を作りました。
献立は、生地を丸めたり、のばしたりしながらみんなで楽しんで作れるものを考えました。
1回目の実習では、「食事の準備や片付けなどのお手伝いをしましょう」というお話をして、『お手伝いできたかなカード』を渡して、家でできたらシールを貼ってもらいました。
ひと月後の2回目の実習では、自ら進んでお皿ふきをしてくれている子どもたちもいました。
学生たちは、どうすれば子どもたちが喜んでくれるか、また、楽しみながら新しい知識を身に着けられるかを常に考えながら、準備や実習に取り組んでいました。2回目の実習が終わった時には、参加された皆さんが「楽しかった。」「家でもぜひ作ってみたい!」「また参加したい!」と言ってくださいました。
卒業後も、この経験を生かして新しいことに積極的に挑戦してもらえたらと思います。