香蘭女子短期大学

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食物栄養学科

「アクティブ香蘭」で取り組む「子ども食堂」

今回は、食物栄養学科の学生が「アクティブ香蘭」で取り組んでいる『子ども食堂』の活動についてご紹介します。

子ども食堂を行う目的は、子どもたちが栄養バランスの良い食事を充分に摂れていないこと、また、孤食状態になることが問題視されているため、そのような子どもたちに、食事や居場所を提供し、『「食」に関する正しい知識を伝えること』『成長期に必要な栄養素を摂ることの大切さを伝えること』『共食の楽しさを伝えること』を目的としています。

今年度の子ども食堂は、2年生の学生6名と、1年生の学生10名の合計16名で取り組みました。8月から11月の期間に、月に1度のペースで開催しました。
準備の段階では、夏休みの帰省時期が重なったことや、各学年の時間割の影響で全員が集まって準備をすることが難しかったため、作業を分担して各自で準備を行うなど、作業を進めるのに大変苦労したようです。そのため、全員が集まる事前の打ち合わせの時間がとても重要で、リーダーの2年生の学生は、分からないことは事前に先生に確認し、不備がないように心がけていました。

本番当日は、リーダーが、大量調理にまだ慣れていない1年生の学生のために、作業手順が一目でわかる行動表や、作業の進行具合を把握するためのチェックリストを作成するなど、作業をスムーズに進められるように工夫しました。

早朝からの準備が大変なことや、時間通りに進めることが難しいところもありましたが、回を重ねるごとに、1年生と2年生の学生の距離が縮まり、進行をスムーズに進めることができるようになりました。大量調理にも少しずつ慣れることができたのではないかと思います。

食後は、学生が手作りした食育ゲームをしました。
この活動を通して、幼い子供たちへの伝え方や接し方を学べるいい機会になったようです。また、参加してくれた保護者や子供たちが「また来たい!」と言ってくれたことが本当に嬉しかった!と話していました。

子ども食堂は、本校では昨年度から始めた取り組みですが、今年度は募集開始からすぐに定員に達することが多かったです。また、何度も参加してくださる方も大勢いらっしゃいました。来年度も引き続き、子ども食堂を継続していきたい。という学生たちの意思で、2年生から引き継いだ1年生の学生は、来年も楽しい内容を考えたい!と、今から楽しみにしている様子でした。

「アクティブ香蘭」で取り組む「子ども食堂」